冊子・ポスター・動画、どの形で残す?

旅の写真を、4ページの小さな旅行記・A4の旅ポスター・30秒のショート動画のどれにするか迷ったときの比較です。写真の枚数、文章の量、飾る・贈る・共有するという目的、見る場所、必要な道具と費用で比べます。

この記事で作れるもの

自分の旅の写真と目的に合う作品の形(小さな旅行記・A4旅ポスター・30秒ショート動画)と、使い始めるテンプレートを決められます。

3つの作品を同じ素材で作った見本は、同じ旅から3作品で見られます。

必要なもの

  • 旅行の写真(まだ選んでいなくてもかまいません)
  • 作品を何に使いたいか(飾る・贈る・共有する)の見当
  • 手元の道具の確認(プリンター、PPTXファイルを編集できるアプリ、動画編集アプリ)

最初に:結論と進め方

  1. 1枚を大きく飾るならポスター、旅の流れを読んでもらう・贈るなら小さな旅行記、スマホで見返す・送るならショート動画が作りやすい形です。
  2. 使う写真は、ポスターが1枚、旅行記が8枚、動画が6枚とタイトル・最後の2場面です。
  3. 紙の作品にはプリンターか印刷サービス、動画には動画編集アプリが必要で、印刷や外部のアプリ・サービスの費用は別にかかります。
  4. 迷ったら作品選びナビの4つの質問に答えるか、同じ旅から2つの形を作ってもかまいません。

3つの形を比べる

このサイトの無料テンプレートで作れる3つの形を、同じ項目で並べました。

比べること 小さな旅行記 A4旅ポスター 30秒ショート動画
仕上がり A5・4ページの冊子(A4用紙1枚を両面印刷して折る) A4縦・1枚 縦9:16(例:1080×1920)・30秒
写真の枚数 8枚(表紙1・前半3・後半3・最後1) 1枚 6枚(各4秒)と、タイトル・最後の2場面
文章の量 タイトル、見出し2つ、2〜3文の文章2つ、ひとこと タイトル、日付とひとこと(どちらも任意) 場面ごとの短い字幕
向いている目的 読む・贈る 飾る 見返す・共有する
見る場所 紙(PDFにすれば画面でも) 紙(壁や額) スマートフォンなどの画面
必要な道具 PPTXを編集できるアプリ、プリンター PPTXを編集できるアプリ、プリンターかプリントサービス 動画編集アプリ(構成シートは表計算ソフトか紙)
別にかかる費用 用紙・インク代 用紙・インク代、額に入れるなら額 有料のアプリや音楽を使う場合は、その費用

PPTXファイルの編集について、このサイトで確認したのは LibreOffice Impress 24.2(Linux)だけです。PowerPoint・Keynote・Googleスライド・Canva・スマートフォンのアプリでは確認していません。

目的で選ぶ:飾る・贈る・共有する

飾るなら、A4旅ポスター

いちばん好きな1枚に、タイトル・日付・ひとことを添えます。写真の枠は幅180mm×高さ205mm(おおよそ7:8の縦長)で、下の白い余白に深い青の文字が入ります。横長の写真を使うときは、左右を切り抜いて縦長の枠に合わせます。額に入れるときは、額がA4に対応しているかを確かめます。マット(台紙)付きの額では、見える範囲が用紙より小さくなることがあります。

贈るなら、小さな旅行記

表紙から最後の1枚まで、旅の順番をページで見せられます。A4用紙1枚で1冊になるので、一緒に行った人の人数分を印刷して渡せます。渡す前の確認は、旅仲間に渡すミニ冊子の作り方にまとめています。

共有するなら、30秒ショート動画

スマートフォンで見返したり、家族や友人に送ったりしやすい形です。写真6枚を4秒ずつ見せ、はじめの3秒にタイトル、最後の3秒にひとことを入れます。共有する前には、音楽の利用条件、写っている人の了解、チケットや予約画面などの個人情報を確かめます。確認のしかたは旅の動画を共有する前の音楽・写真・個人情報チェックで説明しています。

写真の枚数と文章の量で選ぶ

写真の枚数は、作りやすさの目安です。枚数が違っても作れます。

使いたい写真 作りやすい形 理由
1〜3枚 ポスター 1枚を大きく使うので、写真が少なくても仕上げやすい
4〜8枚 旅行記・動画 4ページの旅行記にも、30秒の動画にも使いやすい枚数
9枚以上 旅行記 ページで順番を見せられるので、多い写真からまとめやすい

文章の量でも向き不向きがあります。文章は少なめにしたいならポスターか動画、出来事まで書き残したいなら旅行記です。ひとことを添える程度なら、どの形にも合います。

写真を絞りきれないときは、先に写真を選びすぎて進まないときの整理方法を読むと、どの形にも使える選び方がわかります。

見る場所と、手元の道具で選ぶ

  • 紙で残したい:旅行記かポスターです。家で印刷するならプリンターが必要です。旅行記は両面に印刷するので、両面印刷ができる機種だと手間が減ります(できない機種でも、用紙を裏返してセットし直せば作れます)。どちらもフチあり・倍率100%で印刷し、ふちなし印刷は必要ありません。
  • スマホで見たい:動画です。編集には、お使いの動画編集アプリを使います。このサイトの構成シートは、特定のアプリのプロジェクトファイルではありません。写真の順番・秒数・字幕を先に決めておくためのもので、字幕はアプリに手で入力します。
  • 紙とスマホの両方で見たい:旅行記はPDFにすれば画面でも読めます(画面で読むなら、読む順に並んだA5版が向いています)。2つの形を作るのもひとつの方法です。
  • 編集アプリを使わずに作りたい:空欄のPDF(旅行記の mini-book-4p_print_A4.pdf、ポスターの travel-poster_print_A4.pdf)を印刷し、プリントした写真を貼って手書きで仕上げる方法もあります。

迷ったときの決め方

次の順に考えると、形が決まりやすくなります。

  1. 部屋に飾りたい1枚が、もう決まっている → A4旅ポスター
  2. 一緒に行った人に渡したい、旅の順番を残したい → 小さな旅行記
  3. スマホで見返したい、離れた家族や友人に送りたい → 30秒ショート動画
  4. どれにも決めきれない → 作品選びナビで4つの質問に答えると、作りやすい形の提案と、その理由が表示されます。

作品選びナビの結果は作りやすさの提案で、ほかの形が作れないという意味ではありません。

同じ旅から2つ作ってもかまいません

1つの旅から、形を1つだけ選ぶ必要はありません。たとえば、いちばん好きな1枚をポスターにして、同じ旅の流れを旅行記にまとめることもできます。

同じ旅から3作品では、共通の素材10点から、旅行記・ポスター・動画の3つを作っています。

作品 使った素材
小さな旅行記 8点(P1:03、P2:02・04・01、P3:07・05・06、P4:10)
A4旅ポスター 1点(03 港と灯台)
30秒ショート動画 8場面(09→02→04→05→07→08→10→03)

「03 港と灯台」は3つの作品すべてで使われ、旅行記では表紙、ポスターでは唯一の写真、動画では最後のひとことの場面になっています。旅行記に入らなかった「08 夜の港」と「09 旅のかけら」は、動画で使われています。2つ目の形を作るときは、1つ目で選んだ写真を中心に、入らなかった写真を足していくと、選び直す手間が少なくなります。

テンプレートを使い始める手順

形が決まったら、次のファイルから始めます。どれも無料で、ダウンロードに登録は必要ありません。

小さな旅行記(テンプレートの説明)

  1. 一式(ZIP)をダウンロードします。
  2. 家で印刷して折るなら mini-book-4p_edit_A4-print.pptx、画面で見る・PDFで送るなら mini-book-4p_edit_A5.pptx の、どちらか一方だけを編集します。
  3. 印刷する前に、test-print_A4.pdf で両面印刷の向きを確かめます。

作り方の全体は、旅行写真を1冊にする|4ページの小さな旅行記の作り方で説明しています。

A4旅ポスター(テンプレートの説明)

  1. 一式(ZIP)をダウンロードします。
  2. travel-poster_edit_A4.pptx の写真の枠を自分の写真に置き換え、タイトル・日付・ひとことを書き換えます(日付とひとことは任意)。
  3. A4・縦向き・フチあり・倍率100%で印刷します。

作り方は旅ポスターの作り方で説明しています。

30秒ショート動画(テンプレートの説明)

  1. 一式(ZIP)をダウンロードします。
  2. short-video-plan_30s.csv を表計算ソフトで開くか、short-video-plan_30s.pdf を印刷して、写真の順番・字幕・動きを書きます。記入例は short-video-plan_30s_example.csv です。
  3. 字幕は subtitles_30s.txt に下書きします。1枚15〜20文字くらいまでが、このテンプレートでの目安です。
  4. お使いの動画編集アプリで、シートの順番と秒数どおりに写真を並べ、字幕を入れます。

作り方は30秒の旅動画の作り方で説明しています。

よくある失敗と対処

  • 形を決める前に写真を選び始めて、枚数が合わない → 先に形を決めます。ポスターは1枚、旅行記は8枚、動画は6枚とタイトル・最後の2場面です。
  • 1つの作品に、残したい写真を全部入れようとする → 入らない写真は、2つ目の形に回します。
  • 旅行記の縦長の枠に合う写真がない → 横長の写真の一部を縦長に切り抜きます。見せたいものが中央近くにある写真を選びます。
  • 縦長の動画に横長の写真を入れたら、景色の端が大きく欠ける → 中央を切り抜く代わりに、上下に余白を付けて写真全体を見せます。見本の動画もこの方法です。
  • 家にプリンターがない → プリントサービスや印刷会社を使う方法があります。受け付けるファイルの形式や料金はサービスごとに違うので、作品・印刷方法の比較で確かめます。

費用のこと

  • 3つのテンプレートは、いずれも無料です。
  • 旅行記とポスターを家で印刷する場合、用紙代とインク代が別にかかります。写真用紙やマット紙を使う場合は、その用紙代がかかります。
  • ポスターを額に入れる場合は、額の費用がかかります。
  • プリントサービス・印刷会社・フォトブックのサービスを使う場合は、それぞれの料金と送料がかかります。
  • 有料の動画編集アプリや音楽を使う場合は、その費用と利用条件を、それぞれのサービスで確かめます。
  • 金額はプリンター・用紙・サービスによって違うため、この記事では示していません。

この記事で使うテンプレート

登録なし・無料。編集アプリや印刷の費用は別にかかります。

この記事について

3つのテンプレートの仕様(サイズ・写真の枚数・時間配分・ファイルの種類)と、見本作品での素材の使い方は、配布ファイル(v1.0)とサイトのデータで2026年9月24日に確認しました。編集アプリは LibreOffice Impress 24.2(Linux)でのみ確認しており、動画編集アプリ・表計算ソフトでの操作と、実際の紙への印刷・額装は確認していません。

作成:旅あと工房。このサイトで作ったテンプレートと見本の実ファイルを確かめながら書きました。運営者が2026年10月9日に内容を確認しています。

作り方と確認の方針は編集・検証・広告方針をご覧ください。

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