写真6枚で振り返る30秒の旅動画

旅の写真6枚で、縦長(9:16)・30秒のショート動画を作る手順です。無料の構成シートで順番と秒数を決め、字幕の長さ、横長の写真の見せ方、動きと切り替え、書き出しまでを見本動画に沿って説明します。

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この記事で作れるもの

写真6枚にタイトルと最後のひとことを加えた、縦長(9:16・例:1080×1920)・30秒の旅動画。

30秒動画の見本の最初の場面。タイトル「海の見える町へ」。
完成見本:海の見える町へ|30秒の旅ショート動画

必要なもの

  • 旅の写真6枚(ほかに、タイトルと最後の場面に使う写真)
  • 無料の「30秒ショート動画 構成シート」(CSV、または印刷したPDF)
  • 写真を並べて字幕を入れ、動画として書き出せる編集アプリ(このサイトでは各アプリの操作は確認していません)
  • 音楽を付ける場合は、利用条件を確認できる音源

最初に:結論と進め方

  1. 編集を始める前に、構成シートで写真の順番・秒数・字幕を決めます。
  2. 時間の配分は「タイトル3秒+写真6枚×各4秒+最後のひとこと3秒」を基本にします。
  3. 横長の写真は、中央を切り抜いて画面いっぱいに見せるか、余白をつけて全体を見せるかを選びます。
  4. 字幕は1枚15〜20文字くらいまで(このテンプレートでの目安)にして、縦9:16(例:1080×1920)のMP4などで書き出します。

構成シートを用意する

「30秒ショート動画 構成シート」は、どの写真を何秒見せて、どんな字幕を入れるかを、編集を始める前に決めるための表です。特定の動画編集アプリのプロジェクトファイルではないので、決めた内容は自分でアプリに入力します。一式は tabiato-short-video-plan-v1.0.zip でダウンロードできます。

ファイル 使い方
short-video-plan_30s.csv 空欄のシート。表計算ソフトで開いて記入します
short-video-plan_30s_example.csv 記入例。見本動画で実際に使った構成です
short-video-plan_30s.pdf A4横。印刷して鉛筆で書き込めます
subtitles_30s.txt 字幕の下書き。秒数ごとの「(字幕)」を書き換えます
subtitles_30s.srt 字幕ファイル(SRT形式)の見本。空欄版と同じ時間配分です

CSVは「番号」「開始(秒)」「終了(秒)」「長さ(秒)」「種類」「使う写真・動画」「字幕」「動き」「切り替え」「メモ」の10列で、UTF-8(BOM付き)で保存しています。表計算ソフトで文字化けするときは、文字コードに「UTF-8」を指定して読み込みます。Excel・Numbers・Googleスプレッドシートでの表示は確認していません。

時間の配分を決める

シートの時間配分は次のとおりです。1枚の写真を4秒ずつ見せます。曲や内容に合わせて、秒数は変えてかまいません。

番号 時間 内容
1 0〜3秒 タイトル(背景の写真と旅のタイトル)
2〜7 3〜27秒 写真1〜6(各4秒)
8 27〜30秒 最後のひとこと(最後の写真)

写真を6枚選んで並べる

  1. 候補の写真を、撮った時間の順に並べます。
  2. 6枚に絞ります。遠くの景色と、食事や小物などの近くのものを混ぜると、似た写真が続きません。
  3. タイトルの背景にする写真と、最後の写真を決めます(同じ写真を使ってもかまいません)。
  4. シートの「使う写真・動画」の欄に、ファイル名や番号をメモします。PDFの「場面」の枠には、写真の様子を小さく描けます。

見本では、素材09「旅のかけら」をタイトルに、02「車窓の海」→04「坂道の路地」→05「港の食堂」→07「夕暮れの海岸」→08「夜の港」→10「朝の海と自転車」を旅の時間の順に並べ、最後に03「港と灯台」を置きました。写真の絞り方は写真選びの記事も参考にしてください。

字幕を書く

字幕は、1枚15〜20文字くらいまでにすると読みやすくなります(このテンプレートでの目安)。写真は4秒で次へ進むので、長い字幕は読み切れないことがあります。

  • 写っているものの説明より、時間や気持ちを短く添えます。
  • 1つの場面に、字幕は1つにします。
  • 地名や人の名前を入れるかは、見せる相手を考えて決めます。

見本では、写真1〜6と最後のひとことの字幕を、どれも10文字以内にしました。

タイトル:海の見える町へ(一泊二日の記録)

写真1〜6:窓の外に、海/坂道をくだって/港の食堂でお昼/日が沈むまで/夜の港/翌朝、もう一度だけ

最後のひとこと:また、この港まで。

字幕は、CSVの「字幕」の列か subtitles_30s.txt に書きます。セルの先頭が「=」「+」「-」「@」だと、表計算ソフトが数式として扱うことがあるので、その記号で始めたいときは、先頭に半角のアポストロフィ(')を付けます。

SRT形式の字幕ファイルを読み込める編集アプリなら、subtitles_30s.srt の「(字幕)」の行を書き換えて使える場合があります。番号と時間の行はそのまま残します。読み込めるかどうかはアプリによって異なり、このサイトでは確認していません。

言葉の選び方は短い文章の書き方の記事で説明しています。「旅の構成メモ」では、入力した出来事から30秒動画の構成メモを作れます(入力内容は送信・保存されません)。

縦長の画面に横長の写真を入れる

縦9:16の画面に横長の写真を入れる方法は、大きく2つあります。

見せ方 よいところ 気をつけること
中央を切り抜いて、画面いっぱいに見せる 写真が大きく見える 横長4:3の写真では幅の約42%、3:2では約38%しか残らない(計算)
余白をつけて、写真全体を見せる 景色の端まで見せられる。余白に字幕を置ける 写真は画面の中で小さくなる

見本では、写真1〜6の場面に紙色の余白をつけて、写真全体を見せました。横長の写真は画面の幅より少し小さく置き、字幕は写真の下の余白に、旅のタイトルと「1 / 6」のような番号は上の余白に小さく入れています。タイトルと最後の場面だけは画面いっぱいに切り抜き、最後の場面はポスターと同じく灯台が残る位置で切り抜きました。

どちらの方法でも、写真を縦に引き伸ばして画面を埋めるのは避けます。字幕は画面の端から離して置くと、SNSの画面表示と重なりにくくなります。

動きと切り替えをつける

多くの動画編集アプリには、写真をゆっくり拡大したり動かしたりする機能と、場面を切り替える効果があります(機能の名前はアプリによって異なります)。

  • 動き:見本は「ゆっくり拡大」を基本に、縦長の坂道の写真は「ゆっくり上へ」、夕暮れの海岸は「ゆっくり横へ」動かしました。
  • 切り替え:見本はすべて0.5秒のフェードです。紺色の画面から始まり、最後は紺色へ暗転します。
  • 効果の種類を増やしすぎないほうが、写真そのものに目が向きます。

切り替えを入れると、アプリによっては前後の場面が重なる分、全体の長さが変わることがあります。

書き出して確かめる

  1. 縦9:16(例:1080×1920)で、MP4など共有先が受け付ける形式に書き出します。
  2. 最初から最後まで再生して、長さが30秒前後か、字幕が読み切れて画面の端で切れていないかを確かめます。
  3. 写真が引き伸ばされていないか、「(字幕)」などの仮の文字が残っていないかを見ます。

見本動画は、1080×1920・30秒・MP4(H.264)で、音声はありません。構成シートの記入例どおりに、制作スクリプト(Python・FFmpeg)で書き出したもので、動画編集アプリは使っていません。順番・秒数・余白・字幕の考え方は、アプリで作る場合も同じです。

共有する前に

音楽を付ける場合は、見せ方(家族に送る・公開する)に合った利用条件かを確認します。写っている人の了解や、チケット・予約画面などの個人情報も見直します。詳しくは「旅の動画を共有する前の音楽・写真・個人情報チェック」にまとめています。

よくある失敗と対処

  • 字幕を読み切る前に次の写真になる → 15〜20文字くらいまでに短くします。どうしても長くなる場面は、その写真の秒数を延ばし、別の場面を短くします。
  • 画面いっぱいにしたら、主役が切れた → 切り抜く位置をずらすか、余白をつけて写真全体を見せます。
  • 写真が縦に伸びた → 縦横の比率を保って置き直します。
  • 書き出したら30秒からずれた → 切り替えの重なりと、各場面の長さを見直します。
  • CSVが文字化けした → 文字コードに「UTF-8」を指定して読み込みます。印刷したPDFや、字幕の下書き(TXT)に書く方法もあります。

費用のこと

構成シートは無料です。動画編集アプリには、無料で使えるものと、有料の機能やプランがあるものがあります。音楽を付ける場合は、音源によって購入や利用料が必要なことがあります。どちらも、使う前にそれぞれの公式の案内で確認してください。

この記事に関係するサービス(広告)

広告のリンクから申し込みや購入があると、このサイトに紹介料が支払われることがあります。紹介料の有無で記事の内容は変えていません。料金や条件は、必ず各サービスの公式ページで確かめてください。

この記事で使うテンプレート

登録なし・無料。編集アプリや印刷の費用は別にかかります。

この記事について

構成シートのCSV・SRTの形式と、見本動画(30秒・1080×1920・H.264・音声なし)の書き出しとブラウザでの再生は、2026年9月24日に確認しました。見本は制作スクリプト(Python・FFmpeg)で書き出したもので、各動画編集アプリでの操作と、SNSへの投稿は確認していません。

作成:旅あと工房。このサイトで作ったテンプレートと見本の実ファイルを確かめながら書きました。運営者が2026年10月9日に内容を確認しています。

作り方と確認の方針は編集・検証・広告方針をご覧ください。

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