最初に、誰に・どこで見せるかを決める
確認することは、動画を見せる範囲によって変わります。先に共有のしかたを決めておくと、どこまで確認すればよいかがはっきりします。
| 共有のしかた | 例 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 個別に送る | 一緒に行った人や家族に、メッセージで送る | 送った相手が保存・転送できることを前提に確かめる |
| 公開する | 誰でも見られるSNSやブログに投稿する | 知らない人が見ることを前提に、すべての項目を確かめる |
| 仕事・宣伝・販売に使う | お店や活動の紹介に使う | 音楽や写真の利用条件が、商用の利用を認めているかまで確かめる |
このサイトのテンプレートで作った作品は、個人のSNSやブログで公開できます(営利目的でない場合)。作品を商品として販売することは、現在は認めていません。詳しくは利用条件をご覧ください。
音楽:聞くための曲と、動画に付けて共有する曲は別
- 購入した曲や、音楽配信サービスで聞いている曲は、聞くための利用が前提です。自分の動画に付けて共有してよいとは限りません。
- 動画編集アプリやSNSの中で選べる音楽や、「フリー」とされる音楽にも、それぞれ利用条件があります。そのサービスの中での利用に限られるもの、作者名の表示(クレジット)が必要なもの、商用の利用に条件があるものなどがあります。
- 同じ曲でも、個別に送る・公開する・仕事に使うで、認められる範囲が違うことがあります。
音楽を付けるときは、次の順に確かめます。
- 共有のしかたを決めます(上の表)。
- 使いたい音楽の利用条件を、提供元の案内で読みます。
- 曲名・提供元・確かめた日を控えておきます。
- 条件が分からないとき、合わないときは、別の音楽に替えるか、音楽なしにします。
旅先で撮った動画を使う場合は、お店で流れていた音楽や、ほかの人の話し声が入っていることがあります。気になるときは、その部分の音を消します。
このサイトの見本動画(イラスト素材によるデザイン見本)は、音声なし(無音)です。音楽がなくても、写真の順番と字幕で旅の流れは伝えられます。
写っている人:顔・名前・子ども
- 一緒に行った人が写っているなら、共有する前に動画を見てもらい、どこで見せるかを伝えて了解を得ます。
- 背景に、知らない人の顔がはっきり写っていることがあります。
- 名札やゼッケン、手書きのメッセージなどに、名前が含まれていることがあります。
- 子どもの写真には、名前や通っている学校、住んでいる地域が分かるもの(名札・制服など)が含まれていることがあります。
テンプレートの利用条件でも、ほかの人が写っている写真を使うときや、作品を公開するときは、本人の了解を得るようお願いしています。了解を得られないとき、確かめられないときは、別の写真にするか、写り込んだ部分を切り抜くか、ぼかします。多くの編集アプリには、画像の一部をぼかす機能があります(機能の名前はアプリによって異なります)。
了解を得るときは、見せる範囲まで伝えると相手も答えやすくなります。
旅の写真で30秒の動画を作ったよ。〇〇さんが写っている場面が2つあるので、見てもらえる? 家族のグループに送るだけで、公開はしないつもり。気になるところがあれば差し替えるね。
個人情報:写真の隅に写り込んでいないか
旅の写真には、次のようなものが写っていることがあります。
| 写っているもの | 含まれていることがある情報 |
|---|---|
| 切符・乗車券・搭乗券 | 名前、日付、便名や座席、QRコード・バーコード |
| 予約画面・確認メールの画面 | 名前、予約番号、電話番号、メールアドレス |
| 車 | ナンバープレート |
| 家・宿 | 表札、番地の表示、宿の部屋番号 |
QRコードやバーコードには、予約などの情報が含まれていることがあります。写っていたら、その部分を切り抜くか、ぼかします。
見本動画のタイトルの場面(素材09「旅のかけら」)にも切符の半券が写っていますが、文字の入っていないイラストです。見本は、独自制作のイラスト素材を写真の代わりに使ったデザイン見本です。実際の写真で同じように小物を並べるときは、名前や番号、コードが読めないかを確かめます。
見落としを減らすには、構成シートを使って、場面ごとに確かめます。
- 書き出した動画を、場面ごとに止めて、隅や背景まで見ます。
short-video-plan_30s.csvの「メモ」の列(印刷したPDFなら余白)に、場面ごとの確認結果と、ぼかした・差し替えたなどの対応を書きます。- 8つの場面すべてを確かめてから共有します。
位置情報と、投稿するタイミング
- スマートフォンやカメラで撮った写真には、機器や設定によって、撮った場所の情報(位置情報)が記録されていることがあります。
- 写真のファイルをそのまま送ると、位置情報も一緒に渡ることがあります。書き出した動画や投稿に残るかどうかは、アプリやサービスによって異なります。
- 気になるときは、撮るときに位置情報を記録しない設定にするか、共有するときに位置情報を含めない設定を使います(設定の名前は機器やアプリによって異なります)。
- 旅行中にその場で公開すると、今いる場所や、家を留守にしていることが伝わります。公開するなら、旅から帰ったあとにすると安心です。
- 字幕や説明文に、宿の名前や細かい日程を書きすぎないようにします。字幕の書き方は短い文章の書き方の記事も参考にしてください。
共有前のチェック表
| 項目 | 確認すること | できていないとき |
|---|---|---|
| 共有先 | 誰に・どこで見せるかを決めた | 決めてから、下の項目を確かめる |
| 音楽 | 共有のしかたに合った利用条件か。出どころを控えた | 別の音楽に替える・音楽なしにする |
| 周りの音 | お店の音楽やほかの人の声が入っていないか | その部分の音を消す |
| 写っている人 | 本人の了解を得たか | 別の写真にする・切り抜く・ぼかす |
| 子ども | 名前・学校・地域が分かるものがないか | 切り抜く・ぼかす |
| 切符・予約画面 | 名前・番号・コードが読めないか | 切り抜く・ぼかす |
| ナンバー・住所 | ナンバープレート・表札・番地・部屋番号がないか | 切り抜く・ぼかす |
| 字幕 | 宿の名前・日程・人の名前を書きすぎていないか | 書き直す |
| 位置情報 | 写真のファイルを送るとき、位置情報を含めていないか | 含めない設定にする |
| タイミング | 旅行中にリアルタイムで公開しない | 帰ってから公開する |
よくある失敗と対処
- 公開したあとで、音楽の利用条件に合っていないと気づいた → いったん公開をやめ、音楽を替えるか音楽なしにして、書き出し直します。
- 一緒に行った人に確かめないまま公開した → 気づいた時点で動画を見てもらい、希望があれば非公開にするか、写真を差し替えます。
- 搭乗券のQRコードが読める大きさで写っていた → その部分を切り抜くかぼかして、書き出し直します。
- 家族だけに送ったつもりが、転送されて広がった → 個別に送る場合も、ほかの人に見られても困らない内容かを確かめてから送ります。
- 旅行中の投稿で、今いる場所が分かってしまった → 公開は、旅から帰ってからにします。
