チケットの半券を残す|旅のかけらの保管方法と作品への使い方

旅行で手元に残ったチケットの半券や搭乗券を、撮ってデータで残し、現物は旅ごとにまとめて保管し、旅行記の「旅の記録」や動画のタイトルの場面に使う手順です。名前・予約番号・QRコードを写さないための確認もまとめました。

この記事で作れるもの

半券や搭乗券を1枚ずつ撮った記録用の写真と、小物を並べて撮った作品用の1枚(旅行記の写真の枠や、動画のタイトルの場面に使えるもの)。

30秒動画の見本の最初の場面。タイトル「海の見える町へ」。
完成見本:海の見える町へ|30秒の旅ショート動画

必要なもの

  • 手元に残ったチケットの半券・搭乗券・入場券・パンフレットなど
  • スマートフォンかカメラ
  • 背景にする無地の紙や布
  • 現物をしまう封筒・箱・ノート・アルバムなど(手持ちのものでかまいません)
  • 作品に使う場合:4ページの旅行記テンプレートか、30秒動画の構成シート

最初に:結論と進め方

  1. 半券は、しまう前に1枚ずつ撮って、データで残しておきます。
  2. 名前・予約番号・QRコード・バーコードが写った写真は、自分用の記録にとどめ、作品に使う前に隠します。
  3. 現物は旅ごとに封筒や箱にまとめ、日付と行き先を書いておくと、あとで探せます。
  4. 作品には、小物を並べて撮った1枚を写真の枠や動画のタイトルの場面に使い、日付や行き先は旅行記P4の「旅の記録」に書き写します。

旅のかけらは「撮る → しまう → 使う」の順で

旅行から帰ると、かばんや財布の中に、紙のものがいくつも残っています。

残りやすいもの 例
乗り物 切符・特急券の半券、搭乗券、船の乗船券、バスの整理券
入場 美術館・博物館・展望台・テーマパークの入場券、映画やライブのチケット
宿・お店 宿の案内、お店のショップカード、レシート
その他 パンフレット、地図、スタンプを押した紙、はがき

この記事では、これらをまとめて「旅のかけら」と呼びます。残し方は、次の順にすると、なくしたり、作品に使うときに探し回ったりせずにすみます。

  1. 撮る:しまう前に、1枚ずつ写真に撮ってデータで残す
  2. しまう:現物は、旅ごとに1か所にまとめる
  3. 使う:撮った写真を、旅行記・ポスター・動画に使う

撮るのを先にするのは、現物は折れたり汚れたり、なくしたりすることがあるからです。紙の種類や置き場所によっては、印字が読みにくくなることもあります。どのくらいもつかは紙によって違い、この記事では確かめていません。写真に撮っておけば、現物がどうなっても、日付や行き先はあとから確かめられます。

まだ使うもの・返すものは別にする帰りの切符や、まだ使う予定のある搭乗券・入場券は、作品用に切ったり貼ったりしないでください。使い終わった切符を持ち帰れるかどうかは、鉄道会社などによって扱いが違います。持ち帰りたいときは、各社の案内や駅の窓口で確かめます。

手順1 帰ったらすぐ、1枚ずつ撮っておく

撮る写真は2種類です。目的が違うので、分けて撮ります。

種類 撮り方 使い道
記録用 1枚ずつ、真上から、文字が読めるように 自分だけが見る記録。日付・行き先・列車名などを、あとで確かめる
作品用 何枚かを並べて、雰囲気が伝わるように 旅行記の写真の枠、動画のタイトルの場面、ポスター

記録用:1枚ずつ、文字が読めるように

  1. 旅ごとに、手元に残ったものを全部集めます。かばんのポケット、財布、ガイドブックの間なども見ます。
  2. 無地の紙や布の上に1枚置き、真上から撮ります。影が入らない明るい場所で撮ると、文字が読みやすくなります。
  3. 裏に日付や案内が印刷されているものは、裏も撮ります。
  4. 撮った写真を拡大して、日付や行き先の文字が読めるかを確かめます。
  5. 撮り終えたら、写真を旅ごとのアルバムやフォルダーにまとめます。名前に日付と行き先を入れておくと、あとで探しやすくなります(例:「2026-05 海の町 かけら」)。

記録用の写真には、名前や予約番号もそのまま写っています。自分用の記録として残し、そのまま人に送ったり、作品に使ったりしないでください。

作品用:並べて1枚にまとめる

  1. 作品に入れたいものを2〜5点ほど選びます。半券だけでなく、拾った貝がら、押し花、手描きの地図など、文字のない小物を混ぜると、写真に変化が出ます。
  2. 無地の紙や布の上に並べます。少し重ねたり、向きを変えたりしてもかまいません。
  3. 名前・番号・コードが写らないように、並べ方を決めます(次の手順2)。
  4. 横長と縦長の両方で撮っておきます。旅行記には縦長(3:4)の枠が2つあり、動画は縦長の画面(9:16)です。縦長で撮っておくと、どちらにも使いやすくなります。
  5. 何枚か撮って、いちばん見やすい1枚を残します。

見本の「09 旅のかけら」は、この並べ方の例です。布の上に、切符の半券、貝がら3つ、押し花、手描きの地図のノート、鉛筆を並べた縦長の1枚で、30秒のショート動画の見本のタイトルの場面に使っています。

半券を並べて撮るとき見本の半券には文字が入っていません。実際の半券を並べて撮るときは、次の手順2の確認をしてください。

手順2 写す前に、隠すところを決める

半券や搭乗券には、人に見せないほうがよい情報が印字されていることがあります。作品用の写真を撮る前に、1枚ずつ見て確かめます。

もの 印字されていることがある情報
搭乗券 名前、便名、座席、予約番号、QRコード・バーコード
切符・乗車券 日付、区間、座席、QRコード
入場券・ライブのチケット 名前、座席、整理番号、会員番号、QRコード・バーコード
レシート・領収書 お店の住所、日時、支払い方法、カード番号の一部
宿の案内 宿の名前、部屋番号、予約者の名前

QRコードやバーコードには、予約などの情報が含まれていることがあります。見た目では中身が分からないので、写さないか、隠すほうが安心です。

隠し方は2通りあります。

  1. 撮るときに隠す:名前や番号の部分を、別の小物の下に重ねる、裏返す、紙の端から外に出しておく。現物を折ったり切ったりしなくてすみます。
  2. 撮ったあとで隠す:写真の一部を切り抜く(トリミングする)、ぼかす、塗りつぶす。多くの写真アプリや編集アプリに、こうした機能があります(機能の名前はアプリによって異なります)。

隠したあとは、写真を拡大して、文字やコードが読み取れないかをもう一度確かめます。小さく写っていても、拡大すると読めることがあります。

日付と区間だけの切符でも、名前のついた写真と並ぶと、誰がいつどこにいたかが分かります。作品を人に渡したり公開したりする前の確認は、旅の動画を共有する前の音楽・写真・個人情報チェックにまとめています。

手順3 現物を旅ごとにまとめてしまう

撮り終えた現物は、旅ごとに1か所にまとめます。しまい方は、手元にあるものでかまいません。

しまい方 向いているもの 気をつけること
封筒 枚数が少ない旅。とりあえずまとめておきたいとき 表に日付と行き先を書く。中で折れないよう、大きさに余裕のあるものを
ポケット式のアルバム・クリアポケット 半券を見返したいとき 大きさの違うものは入らないことがある
箱・缶 小物(貝がら・コイン・キーホルダー)も一緒に残したいとき 重いものの下で紙が折れないよう、紙は封筒に入れてから箱へ
ノートに貼る 旅のメモと一緒に残したいとき のりやテープで貼ると、あとから外せないことがある

ノートに貼るときは、現物ではなく、手順1で撮った写真を印刷して貼る方法もあります。現物は封筒にしまったまま、ノートにはいくらでも同じ写真を貼れます。

しまう場所は、直射日光の当たる場所や、暑くなる場所、湿気の多い場所を避けると安心です。それでも紙の状態がどう変わるかは、紙の種類や環境によって違います。大事なのは、手順1の写真を残しておくことです。

感熱紙についてレシートや一部のチケットに使われる感熱紙は、熱で文字を出す紙です。どのくらいの期間読めるか、どんな条件で薄くなるかは、この記事では公式な情報を確かめられなかったため、書いていません。残したい文字は、手順1で撮っておいてください。

手順4 作品に使う

撮った写真と書き写した情報は、作品の中で次のように使えます。

作品 使う場所 使うもの
4ページの小さな旅行記 P4の「旅の記録」 半券から書き写した日付・行き先など(文字)
4ページの小さな旅行記 P2・P3の写真の枠(縦長の枠が使いやすい) 作品用の1枚
30秒ショート動画 0〜3秒のタイトルの場面(背景の写真) 作品用の1枚(縦長)
A4旅ポスター 「日付」の欄 半券で確かめた日付

4ページの小さな旅行記:P4の「旅の記録」に書き写す

4ページの小さな旅行記テンプレートのP4(最後の1枚)には、写真とひとことの下に「旅の記録」という小さな欄があります。「日付や行き先、一緒に行った人など(任意)」と書かれた欄で、残したいことだけを書きます。いらなければ消してかまいません。

半券の写真を見ながら、残したいことを書き写します。4行ほどまでに収めます。

5月の週末|一泊二日

朝いちばんの電車で海の町へ

灯台の展望台、港の食堂、坂の上の喫茶店

書かないほうがよいのは、名前、予約番号、座席、整理番号などです。冊子を人に渡すときは、特に気をつけます(旅仲間に渡すミニ冊子の作り方)。

作品用の1枚は、写真の枠に入れることもできます。P2の左下とP3の右下は縦長(3:4)の枠で、小物を並べた縦長の写真が合わせやすい場所です。旅の前半の切符ならP2、帰り道の半券ならP3、のように時間の順に置くと、流れが自然になります。写真の選び方では、こうした写真を「細部」の役と呼んでいます(写真を選びすぎて進まないときの整理方法)。

テンプレートの使い方の全体は、旅行写真を1冊にする|4ページの小さな旅行記の作り方で説明しています。印刷して手書きで仕上げたい場合は、面付け済みの空欄版(mini-book-4p_print_A4.pdf)に、旅の記録を手で書き込むこともできます。

30秒ショート動画:タイトルの場面に使う

30秒ショート動画 構成シートでは、0〜3秒がタイトルの場面です。タイトルの文字の後ろに置く写真に、旅のかけらを並べた1枚が合います。旅の中身をまだ見せずに、「これから旅の話が始まる」ことを伝えられます。

  1. 構成シート(short-video-plan_30s.csv)の番号1(タイトル)の「使う写真・動画」の欄に、作品用の写真のファイル名を書きます。
  2. 「字幕」の欄に旅のタイトルを書きます。
  3. 書き出したあと、タイトルの場面を止めて、名前・番号・コードが読めないかを確かめます。

記入例のshort-video-plan_30s_example.csvでは、番号1に素材09「旅のかけら」、動きに「ゆっくり拡大」が入っています。動画の作り方は、写真6枚で振り返る30秒の旅動画で説明しています。

A4旅ポスター:日付の欄に使う

A4旅ポスターは、写真1枚とタイトル・日付・ひとことの作品です。写真には旅をいちばんよく表す1枚が向いていますが、日付の欄(任意)を書くときに、半券の写真で旅の日付を確かめられます。

旅のかけらを並べた1枚をポスターの写真にすることもできます。その場合、ポスターの写真の枠は縦長(幅180mm×高さ205mm、おおよそ7:8)なので、縦長で撮った写真が合わせやすくなります。ポスターは飾って人の目に触れるので、名前や番号が写っていない写真を選びます。

よくある失敗と対処

  • しまい込んでから撮ろうとして、どこにあるか分からなくなる → 帰ったらすぐ、しまう前に撮ります。全部を撮る時間がなければ、記録用の写真だけを先に撮ります。
  • 記録用の写真を、そのまま作品やSNSに使ってしまう → 記録用(文字が読める写真)と作品用(並べて撮った写真)を分けて、別のアルバムやフォルダーに置きます。
  • 並べて撮った写真に、QRコードや名前が写っていた → 切り抜くかぼかして、拡大して読めないことを確かめます。撮り直せるなら、その部分を小物の下に隠して撮り直します。
  • ノートに貼った半券を、あとから外せない → 現物は封筒にしまい、ノートには撮った写真を印刷して貼ります。
  • 印字が読みにくくなってから、日付を確かめたくなる → 読めるうちに撮っておくことがいちばんの対策です。すでに読みにくいものは、残っている文字だけでも撮っておき、旅の記録はほかの写真の撮影日やメモで補います。
  • 旅のかけらの写真ばかりで、作品が単調になる → 旅のかけらは1つの作品に1枚までを目安にし、景色・人物・食事の写真と組み合わせます。

費用のこと

  • テンプレートは無料で、ダウンロードに登録は必要ありません。
  • 撮影は手持ちのスマートフォンやカメラで行えます。背景の紙や布、しまう封筒や箱も、手元にあるもので足ります。
  • アルバムや保管用の箱を新しく買う場合は、その費用が別にかかります。
  • 写真を印刷してノートに貼る場合や、作品を家で印刷する場合は、用紙代とインク代が別にかかります。金額はプリンターや用紙によって違います。

この記事で使うテンプレート

登録なし・無料。編集アプリや印刷の費用は別にかかります。

この記事について

4ページの旅行記のP4にある「旅の記録」欄(任意・消してもよい)、A4ポスターの「日付(任意)」欄、動画構成シートの記入例でタイトルの場面に素材09「旅のかけら」を使っていることは、配布ファイル(v1.0)と生成スクリプトで2026年10月12日に確認しました。感熱紙など紙の種類ごとの印字の持ち方や保存条件は、メーカーなどの公式な情報を確認できなかったため、数値や断定は書いていません。保管用品の使い心地、実物の半券の撮影、印刷した冊子の仕上がりは確認していません。

作成:旅あと工房。このサイトで作ったテンプレートと見本の実ファイルを確かめながら書きました。運営者が2026年10月12日に内容を確認しています。

作り方と確認の方針は編集・検証・広告方針をご覧ください。

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    旅のショート動画を家族に送ったりSNSに投稿したりする前に、音楽の利用条件、写っている人の了解、チケットや予約画面などの個人情報、位置情報と投稿のタイミングを確かめるためのチェックリストです。

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