全体の流れ
写真カレンダーは、12か月分の写真を選ぶところで手が止まりやすい作品です。この記事では、次の順に進めます。
- 作り方・形・何月はじまりかを決める
- 候補の写真を集めて、12枚と表紙の1枚を選ぶ
- 月ごとに並べる
- ひとことを付ける
- 家で印刷して作る、または注文サービスで作る
このサイトのテンプレートについてこのサイトには、カレンダー用のテンプレート(日付の表が入ったファイル)はありません。この記事では、写真の選び方と並べ方を中心に説明し、作り方は「家で印刷する」「カレンダーの注文サービスを使う」の2つに分けて、確認できたことだけを書きます。
手順1 作り方・形・何月はじまりかを決める
写真を選ぶ前に、次の3つを決めます。写真の向きや枚数が、これで変わるからです。
| 決めること | 選び方の例 | 写真選びへの影響 |
|---|---|---|
| 作り方 | 家で印刷する/注文サービスで作る | 家で作るなら枠の形を自分で決められる。注文するなら、選んだ商品の写真の枠に合わせる |
| 形 | 机に置く卓上か、壁に掛けるか | 卓上は小さく、近くで見る。壁掛けは大きく、離れて見る |
壁に掛ける場所の選び方(直射日光や湿気を避ける、穴を開けずに飾る など)は、旅の写真を部屋に飾るで説明しています。 | はじまりの月 | 1月から/4月から/作った翌月から | どの写真が何月に来るかが決まる |
1年の最初の月をいつにするかは、使い始める時期で決めます。年末に贈るなら1月はじまり、年度で区切る暮らしなら4月はじまり、というように考えます。この記事で確認した注文サービスでは、はじまりの月を選べました(くわしくは手順5)。
手順2 12枚と表紙の1枚を選ぶ
候補を集める
1年の旅の写真から、カレンダーに使えそうなものを別のフォルダやアルバムに集めます。12か月と表紙で13枚なので、候補はその2〜3倍、30〜40枚くらいまで絞ると比べやすくなります。写真が多すぎて進まないときの絞り方は、写真を選びすぎて進まないときの整理方法で説明しています。
1年に何度も旅行していなくても、カレンダーは作れます。1回の旅の写真から12枚を選ぶときは、景色・人物・食事・細部・締めのように、場面の種類を分けて選ぶと、毎月違う写真になります。
3つの基準で選ぶ
候補の中から、次の3つの基準で選びます。
1. 季節が合うか
カレンダーの写真は、その月のあいだ毎日目に入ります。真冬に真夏の海の写真が来ると、季節がずれて見えることがあります。気にならなければかまいませんが、迷ったら次のように合わせます。
- 撮った月が分かる写真は、同じ月か、前後の月に置く
- 季節がはっきり写っている写真(雪・桜・新緑・海・紅葉など)は、その季節の月に置く
- 季節が分かりにくい写真(室内・食事・小物・夜景など)は、季節の写真が足りない月に回す
2. 枠の向きに合うか
カレンダーの写真の枠は、商品やデザインによって横長・縦長・正方形があります。横長の枠に縦長の写真を入れると、上下が大きく切れます。注文する場合は、選んだ商品の写真の枠の形を先に確かめ、それに合う向きの写真を多めに候補に入れます。
たとえば TOLOT の卓上カレンダーでは、推奨画像サイズが「正方形レイアウトは縦横1461ピクセル」「全面レイアウトは縦1461×横2122ピクセル(横長)」と書かれています(2026年10月12日時点)。どのレイアウトを使うかで、合う写真の向きが変わります。
3. 人物の写真が多すぎないか
一緒に行った人の写真は、見返したときにいちばん思い出がよみがえる写真です。ただ、飾る場所や見る人によっては、人物ばかりだと落ち着かないこともあります。この記事では、12枚のうち人物が写った写真は3〜4枚くらいを目安にしています(決まりではありません)。
- 家族のリビングや、贈り物にするカレンダーなら、人物を多めにしてもかまいません。
- 職場の机に置くなら、景色や食事を中心にして、人物は後ろ姿や小さく写ったものにする方法もあります。
- 人に贈ったり、人が集まる場所に飾ったりするカレンダーに人物の写真を使うときは、写っている人の了解を得てからにします。
表紙の1枚
表紙には、1年の旅をいちばんよく表す1枚を選びます。12か月の写真と同じ写真を使うかどうかは、好みで決めてかまいません。TOLOT の比較表では、ポスターカレンダーと毎月カレンダーには写真の表紙がありません(2026年10月12日時点)。注文する場合は、表紙に写真が入るかを仕様で確かめます。
手順3 月ごとに並べる
12枚が決まったら、月ごとに並べます。並べ方は、次の3通りから選びます。
| 並べ方 | 向いている写真 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 撮った月に合わせる | 1年のあいだに何度も旅をした | 旅をしなかった月が空くので、前後の月の写真で埋める |
| 季節に合わせる | 季節がはっきり写った写真が多い | 同じ季節の写真が多いと、何か月か同じ雰囲気が続く |
| 旅の順に並べる | 1回の旅の写真から12枚を選んだ | 季節は合わないこともあるが、めくるたびに旅の続きが見られる |
季節に合わせて並べるときの考え方の例です。
| 月 | 季節の手がかり | 置きやすい写真の例 |
|---|---|---|
| 1月 | 新年・冬 | 旅の主役の景色。1年の最初に見る1枚 |
| 2月 | 冬 | 雪景色、温かい食事 |
| 3月 | 春のはじめ | 出発の朝、駅や乗り物 |
| 4月 | 春 | 花、明るい景色 |
| 5月 | 新緑 | 緑の多い景色、散歩道 |
| 6月 | 雨の季節 | 室内、喫茶店の窓辺、小物 |
| 7月 | 夏 | 海、青空 |
| 8月 | 夏 | 夏の旅の人物の写真 |
| 9月 | 夏の終わり | 夕暮れ |
| 10月 | 秋 | その土地の食事 |
| 11月 | 秋 | 紅葉、路地 |
| 12月 | 冬・年末 | 夜景、旅の締めくくりの1枚 |
並べ終わったら、次のことを見直します。
- 隣り合う月に、似た写真(同じ場所・同じ色合い)が続いていないか
- 人物の写真が、続けて同じ月に固まっていないか
- 横長・縦長の枠に、合う向きの写真が入っているか
- 12月か最後の月に、締めくくりにふさわしい1枚が来ているか
並べた結果は、紙に「月・写真の番号やファイル名・ひとこと」を書いた割り振り表にしておくと、注文の画面や家での作業で迷いません。フォトブックのページ割り表と同じ考え方で、旅行のフォトブックの作り方|写真の枚数とページ割りの決め方の「ページ割り表は紙1枚で作る」の手順がそのまま使えます。
手順4 ひとことを付ける
写真の下や余白に、短いひとことを入れると、いつ・どこの写真かが後で分かります。毎日目に入るものなので、長い文章より、1行で読める長さにします。この記事では、10〜20字くらいを目安にしています。
ひとことの型は、次の3つです。
- 場所と日付:どこで、いつ撮ったか
- その日のひとこと:その場で感じたこと、交わした言葉
- 季節の言葉:その月の季節に合わせた短い言葉
(架空の例です)
場所と日付:港町の灯台 2026年5月
その日のひとこと:坂の上から、海が見えた
季節の言葉:夏の終わりの、長い夕暮れ
人に贈るカレンダーには、住所や予約番号などの個人的な情報を書かないようにします。一緒に行った人の名前を入れるときは、本人に確かめます。短い文章の書き方は短い旅の文章を書く方法で、ひとことの案を外部のAIサービスで考えるときの文例は文章づくりのプロンプトで紹介しています。
手順5-A 家で印刷して作る
家で作る場合は、写真と日付の表を自分で組み合わせます。このサイトにはカレンダー用のテンプレートがないので、次のどれかの方法になります。
- 写真プリントを貼る:書き込み式のカレンダーや、日付を手で書いた台紙に、L判やましかくの写真プリントを貼ります。写真のサイズの選び方は旅行写真のプリントサイズの選び方で説明しています。
- 文書や表計算のアプリで、1か月ずつ作る:1枚の上半分に写真、下半分に日付の表を置いて印刷します。使っているアプリにカレンダーのひな形があれば使えます(どのアプリにあるかは、このサイトでは確認していません)。
- A4旅ポスターのテンプレートを写真のページに使う:A4旅ポスターのテンプレートは、写真1枚(枠は幅180×高さ205mm)と、タイトル・日付・ひとことの構成です。日付の表は入っていません。タイトルに月の名前、ひとことに手順4の文を入れて写真のページだけを12枚作り、日付の表は別の紙で用意して一緒に綴じる、という使い方はできます(この組み合わせでの仕上がりは確認していません)。
A4で1か月1枚にするときの割り付け(計算の例)
A4縦(210×297mm)に、写真と日付の表を上下に入れる場合の割り付けの例です。
| 部分 | 大きさ(計算の例) | 考え方 |
|---|---|---|
| 周りの余白 | 上下左右10mm | 家庭のプリンターのフチあり印刷を考えて余白を取る |
| 写真 | 幅190×高さ140mm | 4:3 に近い横長(190÷140≒1.36) |
| 月の名前・ひとこと | 高さ20mm | 1行ずつ |
| 日付の表 | 幅190×高さ117mm | 7列(1列 約27mm)× 6行(1行 約19.5mm) |
日付の表は、月によって5行で収まる月と6行必要な月があります。6行にそろえておくと、どの月も同じ割り付けで作れます。写真の大きさに必要な画素数は、300ppiで計算すると 190×140mm で約2,244×1,654ピクセルです(計算の一例)。
日付と祝日を確かめる
家で作るカレンダーで、いちばん気をつけたいのが日付の誤りです。
- 曜日:1日が何曜日かを、スマートフォンや機器のカレンダーで確かめます。たとえば2027年1月1日は金曜日です。
- 祝日:国民の祝日は、内閣府の公式ページに年ごとの一覧が載っています。2027年は、春分の日が3月21日(日曜日)で、3月22日が休日になります(2026年10月12日に確認)。
- 翌々年の祝日:内閣府のページには、2028年の国民の祝日は2027年2月に掲載すると書かれています(2026年10月12日時点)。4月はじまりなど、2028年にかかるカレンダーを早めに作るときは、2028年の祝日がまだ確かめられないことがあります。
印刷の前に本番の前に、1か月分を普通紙に試し刷りして、写真の切れ方・文字の大きさ・日付の表の線が見えるかを確かめます。両面に印刷する場合は、裏表の向きも試し刷りで確かめます。
手順5-B 注文サービスで作る
カレンダーの注文サービスでは、日付の表が入ったデザインに写真を入れて注文できます。公式ページで確認できた仕様の例です(2026年10月12日時点)。ほかにも商品があり、仕様は変わることがあるので、注文の前に公式ページで確かめてください。
| 商品 | サイズ | 期間・枚数 | はじまりの月・曜日 |
|---|---|---|---|
| TOLOT 卓上カレンダー | 横148×縦100mm | 年間。15枚(各月1枚・年間カレンダー1枚・表紙・裏表紙)。裏面は書き込み用の無地カレンダー | 1〜12月から選べる。日曜か月曜はじまり |
| TOLOT 壁掛けカレンダー | 閉じて横297×縦213mm、開いて横297×縦423mm(見開きA3) | 年間。14枚(表紙・各月・13か月目・年間カレンダー・裏表紙)。リング綴じ | 1〜12月から選べる。日曜か月曜はじまり |
| しまうまプリント はがきサイズ(卓上) | 100×148mm | 12カ月・1カ月・カスタムから選ぶ。表面は写真入りカレンダー、裏面はマンスリーカレンダー | 確認した日の選択肢は2026年4月〜2027年4月。日曜か月曜はじまり |
| しまうまプリント ましかくサイズ(卓上) | 148×148mm | 同上 | 同上 |
| しまうまプリント 写真が主役のカレンダー(壁掛け) | 210×297mm | 12カ月・1カ月・カスタムから選ぶ。裏面なし | 日曜・月曜・土曜はじまりから選べる |
このほか、TOLOT には1か月分を1枚ずつ作る「毎月カレンダー」(A4変形サイズ・最大3か月先まで)もあります。
注文の前に、公式ページで確認できた次のことも見ておきます。
- 写真の画素数:TOLOT の壁掛けカレンダーの推奨画像サイズは、横4176×縦2975ピクセル以上です。大きな商品ほど、元の大きさの写真が必要です。
- 写真の選び方と並べ方:しまうまプリントの作り方の説明では、写真は最大50枚まで選べ、「自動配置」は写真が持つ時間の順に並べるとされています。手順3で決めた順番にしたいときは、自分で配置する方法を選びます。
- 途中で変えられないこと:しまうまプリントでは、サイズと「始まりの曜日・期間・始まりの月」は編集の途中で変更できず、最初に戻って作り直すと書かれています。手順1で決めてから始めます。
- 注文後の取り消し:TOLOT の卓上・壁掛けカレンダーは、注文完了後のお客様都合によるキャンセルはできません。しまうまプリントは、注文から30分以内ならキャンセルできると書かれています。
- 届くまでの日数:TOLOT はゆうメールで注文後1〜2週間程、ネコポス(卓上はスタンド付きの場合)で1週間程です。しまうまプリントは配送方法によって、発送日から2日程度〜4〜8日程度(ゆうメールは土日祝を除く)と書かれています。
よくある失敗と対処
- 12枚を選びきれない → 先に表紙と1月・12月の3枚を決め、残りを季節ごとに3枚ずつ(春・夏・秋・冬)選ぶと、比べる範囲が小さくなります。
- 同じ季節の写真ばかりになった → 季節が分かりにくい写真(室内・食事・小物・夜景)を、写真の足りない月に回します。1回の旅から作るなら、旅の順に並べる方法に切り替えます。
- 写真の上下や左右が大きく切れた → 枠の向きと写真の向きが合っていない可能性があります。商品の写真の枠の形を確かめ、合う向きの写真に替えるか、見せたいものが中央にある写真を選びます。
- 曜日や祝日を間違えた → 家で作るときは、1日の曜日を機器のカレンダーで、祝日を内閣府の公式ページで、月ごとに確かめます。翌々年の祝日が未発表のときは、発表後に見直します。
- 注文したあとに、はじまりの月の間違いに気づいた → 注文後に取り消せない商品があります。はじまりの月と曜日は、写真を入れる前と、注文の直前の2回確かめます。
- 贈った相手が、写っている写真を気にした → 人に贈るカレンダーに人物の写真を使うときは、写っている人に先に見せて了解を得ます。
費用のこと
- 注文サービスの料金は、商品・サイズ・期間(12か月か1か月か)・デザインによって変わり、送料が別にかかる商品もあります。
- TOLOT の例(税込・2026年10月12日時点):卓上カレンダーは木製スタンド付きで500〜600円で、送料はネコポス210円(スタンドなしを選ぶと送料無料のゆうメール)。壁掛けカレンダーは990〜1,090円で送料無料(ゆうメール)。毎月カレンダーは250〜350円です。
- しまうまプリントは、料金がサイズと期間で変わり、送料は配送方法で変わります。スタンドや壁掛けバー、ギフトキットなどのオプションは別料金です。金額は公式の価格ページで確かめてください。
- 家で印刷する場合は、用紙とインクの費用が別にかかり、試し刷りの分も必要です。写真プリントを貼る場合は、プリント代と台紙の費用がかかります。
- 壁に掛けるためのフックや、卓上に立てるスタンドを別に用意する場合は、その費用もかかります。